不妊症とは「1年間以上、避妊なしの夫婦生活がありながら子宝に恵まれない状態」と定義されており、現在、日本では妊娠を望むカップルの約10%が不妊症であるとも言われています。
妊娠率の低下は卵子の老化が問題だ、妊娠に向けての様々な活動を「妊活」という、などとテレビや雑誌などで特集されたりすることで、不妊症という言葉も以前と比べれば一般的な言葉になっています。不妊症についての研究も日々進歩しており、体脂肪率の低下やビタミンDの不足が卵子を減少をすすめてしまう可能性があるなどの発表があったりします。
しかしその一方で、年々不妊症で悩む夫婦は増え続けています。最近では財源不足などの問題から不妊治療に対する国や自治体からの公的援助について年齢制限・回数制限を設けることが決定されており、不妊症で悩む夫婦を取り巻く環境は厳しさを増しています。

なかやま鍼灸院イラスト01_不妊治療

不妊症の原因となるものは、器質的な疾患から機能的な問題まで多岐にわたります。不妊症の原因は女性側だけにあると思われている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません(このことに対しては、一般的にはまだまだ正しい認知と理解が低いのが現状です)。女性側に原因がある場合と男性側に原因がある場合は、ほぼ半々とされています。妊娠率低下の原因となるものは卵子の老化だけではないのです。ですので、子宝を望むのならば、女性だけではなく男性も鍼灸治療を受けることで、お二人で問題解決に向かうことが本来は一番望ましいと考えています。

産婦人科など病院での治療としては、男女ともに各種の検査を受け、器質的な異常が認められれば問題となる疾患に応じた治療をすることが基本です。検査をしたけれど「特に異常はないと言われる状態」では基本的にタイミング法から始め、タイミング法→人工授精(AIH)→体外受精・胚移植(IVF-ET)のように治療方法をステップアップさせていきます(検査にて自然妊娠が不可能なことが分かっている場合はその理由に応じて、体外受精・胚移植などから始めます)。体外受精・胚移植や顕微授精(ICSI)などは生殖補助医療技術(ART)と呼ばれます。生殖補助技術に関して日本は世界的にも高いレベルを持っていますが、それでも体外受精・胚移植での妊娠率は25%程度とされています(体外受精・胚移植などの場合でも、年齢が上がると妊娠率は下がります)。
最近は晩婚化もあり、年齢に応じては2年間様子を見る前に(不妊症と診断される前でも)、段階的に不妊治療(生活習慣の改善など)を行っていくほうが良いと考えられます。まずは病院で夫婦ともに検査をして問題点を確認し、よく話し合うことから始めましょう。

なかやま鍼灸院の不妊症に対する治療では、(西洋医学的な見地からすると)ホルモンの分泌を整えることと全身及び骨盤内の血流を良くすることを大きな目的としています。客観的な変化としては、生理周期(基礎体温表)がよりキレイに整うことを目安の一つにしています。
ホルモン分泌を司る脳の視床下部はストレスの影響を受けやすいとされています(これをお読みになっている方にも、極度のストレス状況下で生理周期が乱れてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?)。心身のストレスを軽減するために、肩こり・頭痛・腰痛・疲労感・手足腹部の冷え・生理痛・生理不順・便秘・下痢・むくみ・不眠などの様々な体の不調を改善させます(本人に自覚のない不調があることも多々あります)。より健康的な状態で毎日を過ごせるように「病気とは言わないまでも、改善すべき体の不調」を改善することで、肉体的ストレスやそれが原因となる精神的ストレスを軽減させることができます。これにより自律神経の働きが高いレベルで整い、卵胞ホルモン・黄体ホルモンなどのホルモン分泌の状態がより良くなるのです。
また、全身及び特に骨盤内の血流を良くすることで、妊娠において重要となる臓器(卵巣や子宮など)に栄養や分泌されたホルモンがしっかり届くようにし、それらの機能の向上を図ります(卵子の質が良くなる・グレードの高い卵子を採卵できる・子宮内膜の厚みが増す、などの効果は病院の検査にてその改善を客観的に認めることができます)。全身の血流を改善させる過程で、多くの女性が悩んでいる手足腹部の冷え症・生理痛・むくみを改善させていきます。ただし不妊治療においては、症状がなくなったらなったら問題なし、ではなく、改善された良い状態を維持して、常により良い状態を目指すことが大切です。
病院で不妊治療を受けていない時期にこそ鍼灸治療を受けていただきたいのですが、当然ながら病院での不妊治療と同時並行して鍼灸治療を受けることも有効です。鍼灸治療でホルモン分泌を整えたり骨盤内の血流を改善させることで、薬の効きが良くなったり、使う薬の量を減らしたり、薬の副作用を軽減させることもできます。体外受精・胚移植などの成功率(着床率)を上げることができることは、多数の論文によってその効果が示されています。

鍼灸治療をある程度継続して受けていただくことで、自律神経の働きを良くしてホルモンの分泌を整えたり、全身の特に骨盤部の血流を改善させることができます。それらの効果によって妊娠に適した体の状態をつくり、自然妊娠の確率や人工授精や体外受精・胚移植の着床率を上げることができます。妊娠期間中の様々な症状に対しても、鍼灸治療でケアをすることができます。命は授かりものです。しかし、ただ待っているだけではなく、人事を尽くして天命を待つつもりで、できることをしっかりやることが大切です。
なかやま鍼灸院では、妊娠・出産を望まれる方々を支え、力添えをする治療を行っています。不妊症に対する治療経験も豊富ですので、鍼灸治療未経験の方もお気軽にご相談ください。皆様の喜びに助力できることを願っています。
この文章を読んでくださった方が、一人でも多く不妊治療に鍼灸を取り入れてくださることを願っています。皆様の念願をかなえるお手伝いができれば幸いです。

なかやま鍼灸院イラスト01_不妊治療_笑顔

 

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