流産とは、妊娠を継続できなくなってしまった状態のことをいいます。切迫流産は流産の一歩手前の(流産に切迫している)状態なので、まだ妊娠を継続させられる可能性があり、妊娠12週以下ならば臥位での安静が指示され(有効な薬はありません)、それ以降ならば子宮収縮抑制剤などが投与されることが基本となります。
妊娠初期の、少量の出血や軽い腹痛は正常な妊娠でも起こりえます。そして仮に切迫流産であったとしても、すぐに病院へ行ったからといって対処法は特にありません。ですので、妊娠初期に軽い出血に気づいたら、直後は極力安静にする(横になって動かない)ほうが良いでしょう。そして、出血が落ち着いてから(もしくは次の検診日に)かかりつけの産婦人科を受診すれば良いとされています。ただし、腹痛が激しい場合には早急に病院を受診したほうが安心です。

なかやま鍼灸院イラスト06_流産不育症

自然流産の発生頻度は15%程度とされ、会社勤めをされている場合は約25%にもなるという調べもあるので、決して珍しいことではありません(このうち妊娠12週未満の早い時期でのものは早期流産とされ、流産全体の約80%を占めます。早期流産の主な原因は染色体の異常とされていますので、その場合の運命は、実は受精時にすでに決定されています)。計算上3回以上続けて流産をする確率は0.5%未満と非常に低い確率となり、この場合は習慣流産を疑い、何らかの異常がないか検査をする必要となります。また、40歳以上では自然流産の確率は25%程度まで高くなります。これはいわゆる卵子の老化によって染色体異常の頻度が高くなるためです。

では、全ての流産が避けられないものなのでしょうか?確かに、染色体に原因がある場合は現代医学をもってしても治療は困難です。子宮の形態に異常がある場合は病院で処置をすることで改善もできます。そして、原因が不明であれば、卵子の質や子宮の状態、体内のホルモン分泌をより良い状態にすることで、流産となってしまう可能性を減らすことはできると考えます。流産をあらかじめ防ぐために鍼灸治療を受けることは、母体の健康にとっても有意義なことです。

不育症とは、何らかの原因によって、妊娠をしても流産や死産をしてしまう病態のことをいいます。しばしば習慣性流産(連続3回以上流産が続く状態)と同義に扱われます。
不育症の原因として挙げられているものは、(先天的理由や子宮筋腫などによる)子宮の形態異常・染色体の異常・黄体機能不全・高プロラクチン血症・細菌感染・血液凝固因子の問題・自己免疫の異常などがあります。子宮筋腫は、それ自体は珍しくはないものですが、大きさ・位置・数によって妊娠への影響が大きく異なってきます。細菌感染がクラミジアで起こった場合は随伴症状が分かりにくいので注意が必要ですので、最近はブライダルチェック(結婚を控えた女性を対象とした婦人科検診)として検査を受けることが推奨されているようです。

治療としては、産婦人科病院で詳しく検査を受けて適切な治療を受けることが基本ですが、上記の原因のうち、黄体機能不全や高プロラクチン血症などホルモンの分泌量が原因とされるものに関しては、鍼灸治療も病態改善のお役に立つことができます。原因がその他のことでも、心と体のストレスを解消し、心身をより良い状態にすることで、不育症の治療をされる方を支えることができます。たとえ習慣化していなくても、避けることのできる流産の可能性を少しでも減らすために鍼灸治療を受けることは、百利あって一害なしです。

なかやま鍼灸院では、不妊治療から流産予防・不育症の治療を行うことで、妊娠と出産に関する症状をトータルサポートしています。名古屋市千種区本山駅にある、なかやま鍼灸院にご相談ください。

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