我慢できない尿意・頻尿・下腹部痛でお困りの方は、過活動膀胱かもしれません。過活動膀胱の症状は鍼灸治療で軽減させることができます。病院へ行っても治りきらず、日々の生活に支障をきたし毎日つらい思いをされているのであれば、少しでも生活を楽にするために鍼灸治療を受けてください。自分でできる改善方法も書いてありますので、ぜひ最後までお読みください。

症状_過活動膀胱

過活動膀胱の主な症状

過活動膀胱(かかつどうぼうこう)とは、我慢できないほどの尿意(尿意切迫感)・頻尿(1日8回以上が目安)・下腹部の痛みや夜間尿・尿失禁(尿もれ)などが起こってしまう状態のことを言います。どれも生命への危険はありませんが、生活や仕事に支障をきたしてしまい、生活の質(QOL:Quality of Life)を低下させてしまう、大きな問題です。40歳以上の約1割、70歳以上の約3割の方が過活動膀胱だという調べもあるくらい、患者数の多い症状です。また、過活動膀胱(症候群)と間質性膀胱炎は、ほぼ同じものだという考えもあります。

主な原因

排尿に関係する機能が正常に働かなくなることにより、自分の意志とは関係なく膀胱が収縮してしまうことで症状が起こるとされています。昔は神経因性膀胱という診断名であったことからも、神経の働きが障害されてしまうことが主な原因だと考えられています。
・脳血管障害やパーキンソン病など、脳機能に障害が起こる疾患が原因で過活動膀胱の症状が起こります。
・同じ症状が起こる疾患として前立腺肥大・尿路結石・悪性腫瘍・間質性膀胱炎などが挙げられますが、これらは非神経因性(物理的な原因)となり、過活動膀胱とは別の疾患として区別されます。
しかしながら実際は、これら以外(原因不明・加齢)が原因となっていることが、症例数としては一番多いようです。

病院での治療

尿意切迫や頻尿の症状で病院へ行くのであれば、男女ともに泌尿器科になります。自宅近所のお医者さんが通院には便利なので、内科でも診察を受けられるかもしれません。しかしながら、処方される薬の分量は必要以上に多いと体によくありませんので、病院で治療を受けるのであれば、その科の専門医が望ましいです。問診・検尿・超音波検査などで過活動膀胱であると診断されると、薬物療法が選択されます。病院での治療は、あくまで、その場しのぎの対症療法であり、根本的な問題解決へのアプローチにはなりえません。根本的に問題を解決することに踏み込むならば、生活環境を変えることが必要です。

自分でできる改善方法

・生活習慣を変える(症状が悪化する原因を見直し、それら生活上での問題を修正・改善する)。
・自律神経の働きを整える(精神的ストレスや身体の疲労を積極的に解消する)。
・ホッカイロを貼るなどしてお腹や腰を温めるようにする。
・排尿に関係する筋肉(骨盤底筋群)を強化するトレーニングを行う。
・水分の摂取量を少なくすることは頻尿症状の軽減要因にはなりますが、症状の本質的な解決にはなりません。必要量の水を飲まないでいることは健康的に悪影響ですので、季節にもよりますが1日1リットル強を目安に、水分を摂りすぎないように心がける程度でよいでしょう。

なかやま鍼灸院での治療

・過活動膀胱で頻尿を訴える方の多くにお聞きするのは「精神的なストレスが多いと悪化する」ということです。緊張するとトイレに行きたくなるのは、健康な人でも起こります。精神的なストレスの受ける量を減らすために生活環境を変えることは患者さま自身にしかできませんが、心身に蓄積されてしまったストレスや疲労を軽減させることが鍼灸治療ならばできます。尿意切迫や頻尿と同時に首肩のこり・頭痛・不眠・手足腹の冷えなどがあれば、それらを改善させることも精神的ストレスの軽減になります。
・腹部や骨盤内の血流を改善させることで臓器(過活動膀胱の場合は特に、排尿に関係する膀胱・腎臓および周辺の神経や筋肉)の栄養状態を良くすることで、症状を軽減させます。
鍼灸治療は、西洋医学的には原因不明とされる症状に対してでも、人間が本来持っている自然治癒力を高める治療をすることで、症状を改善させることができます。鍼灸治療は便秘・下痢・痔・過敏性腸症候群(ガス型)や潰瘍性大腸炎など排便に関する症状に対して高い効果があるので、排尿に関する症状に対しても、高い効果を発揮することができます。先述の自分でできる改善方法などを、患者さまごとに合わせてもっと具体的に指導することで、最終的には、安定した状態を自分で管理できることを目指します。

過活動膀胱による尿意切迫や頻尿でつらい思いをされている方へ

鍼灸治療を受けていただくことで、尿意切迫や頻尿の症状を軽減させることができます。当院では、毎日の生活や仕事に支障が出ないことを目標にしています。なかなか他人に相談しにくい症状かもしれませんが、黙って何もしないでいては、治るものも治らないのです。環境や年齢のせいにせず、お気軽にご相談いただければ幸いです。

 

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