アトピー性皮膚炎(就寝時に背中がかゆくて寝つけない、夜中に起きる)、免疫抑制剤を服用中
- 内蔵機能・免疫
- 50代
- 男性
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎(就寝時に背中がかゆくて寝つけない、夜中に起きる)、免疫抑制剤を服用中
アトピー性皮膚炎(就寝時に背中がかゆくて寝つけない、夜中に起きる)、免疫抑制剤を服用中以外の特記事項
コロナワクチン未接種
来院されるまでの経過
小児のころにアトピー性皮膚炎はなかった。3年前の花粉の時期に発症した。コロナ禍でのストレスが原因か?はじめはアレルギー科へ行ったが皮膚科にまわされた。(怖いイメージがある)ステロイド薬の服用を拒否し、免疫抑制剤(シクロスポリン)を処方される。それにより症状は軽減するも、(強い薬なので長期間の服用ができず)服用をやめる→またひどくなる、をくり返している。食事に気を付けることで多少の軽減感はあるが、根本的には変化なし。日差あり(花粉・睡眠不足・体温上昇・飲酒にて悪化、入浴すると次の日は軽減する)。アレルギー検査で異常なし。長時間の座り仕事。
治療内容と症状の変化
3回目の治療時点で症状のつらさの度合いは10→7に3割軽減した。改善の実感があるとのこと。仕事が多忙にて改善ではなく維持時を目的とした治療期間を経て、8回目時点では免疫抑制剤の服用を(処方の限界ではなく)積極的にやめることができた。入院しての白内障の手術などがあり、13回目の予約を取らずに終了。治療回数12回、治療期間約2ヵ月1週間。
まとめ
アトピー性皮膚炎(就寝時に背中がかゆくて寝つけない、夜中に起きる)、免疫抑制剤を服用中、に対する治療です。比較的珍しい経過のアトピー性皮膚炎です。
症状として、就寝時に背中がかゆくて寝つけない・夜中に起きることが一番つらいとのことで、睡眠の質を向上させることを目標として治療をしました。徐々に睡眠の質を向上させることができて、来院1ヵ月弱で免疫抑制剤をやめることができました(そして、来院期間中は再び服用することのない状態を保つこともできていました)。
しかしそれ以降は仕事が多忙ということで治療間隔が空くようになってしまい、症状の改善も大きくなく、良くも悪くも現状維持に終わりました。患者側からすると、結果として目に見えての改善がないと通院するモチベーションが下がってしまい、来院が続きません。私は、週2回のペースで治療ができて仕事が多忙でなければ、さらなる改善も望めたと考えます。また、新型コロナワクチンの接種も受けたことがないということで、なぜ今回アトピー症状を発症してしまったのかの原因がわかれば、より効率的な改善も望めたかもしれません。加えて、ステロイドの服用を拒否していたとのことですが、(薬の副作用の出方は人それぞれですが)免疫抑制剤のほうが強い薬だと考えるので、当然、身体への副作用的としての負担はステロイドよりも免疫抑制剤のほうが強いと考えます。薬は基本的にすべて毒ですが、使うのであれば少しでも負担を少なくしたほうが良いです。せめて、薬の服用のない状態を保っていてくれることを願います。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
後鼻漏(のどに痰がからんで声がかすれる)、不眠
- 内蔵機能・免疫
- 40代
- 女性
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
後鼻漏(のどに痰がからんで声がかすれる)、不眠
後鼻漏(のどに痰がからんで声がかすれる)、不眠以外の症状
更年期症状
来院されるまでの経過
5年前から不眠傾向。市販のアレルギーの薬を飲むと眠くなるので、睡眠薬の代わりに服用している。不眠傾向になったのと同時期に後鼻漏(のどに痰がからんで声がかすれる)を発症。耳鼻科で上咽頭炎と診断された。薬を塗布すると後鼻漏は治まるのだが、痛くて使いたくない。しかも、疲れると再発する。右の鼻は常につまっている。
治療内容と症状の変化
本人希望で週1回。3回目時点で後鼻漏症状は半減しているとの実感あり。ここまで治療期間約2週間。7回目時点で、鼻づまりが原因で寝つきが悪いことはなくなった。9回目時点で後鼻漏症状はゼロ。ここまで治療期間約2ヵ月。ここから治療間隔を空ける。良い状態を保てていたこともあり、12回目で本人希望にて終了。治療期間約4ヵ月。
まとめ
後鼻漏(のどに痰がからんで声がかすれる)、不眠に対する治療です。しかしながら不眠に関してはアレルギーの薬の服用で眠れているから問題ない(ができれば治してほしい)とのことだったので焦点を当てず、後鼻漏の改善を目指しました。数回の治療で症状は半減し、その後しばらくの停滞はありましたが、9回目で症状ゼロにできました。年単位で経過した後鼻漏の治療を週1回の治療ペースでなので、じゅうぶんな効果を出せたと思っています。セルフケアにて良い状態を保ってほしいです。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
アトピー性皮膚炎(かゆみ・かさつき)
- 内蔵機能・免疫
- 30代
- 女性
- M・M
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎(かゆみ・かさつき)
アトピー性皮膚炎(かゆみ・かさつき)以外の症状
冷え症・花粉症
来院されるまでの経過
小児のころからアトピー症状あり。6年前には症状はゼロにまで改善していたが、2年前から再び悪化している(原因不明)。現在は抗ヒスタミン薬と、頓服でステロイドを服用している。
治療内容と症状の変化
週2回→週1回→2週に1回。初回の治療にて、かゆみ・かさつき・皮膚の赤みが軽減したとのこと。便通も良くなったとのこと。4回目時点で、来院当初に比べ症状のつらさが6割ほど軽減しているとのこと。ここまで治療期間約2週間。しかし、仕事で大きなストレスがあったりお腹の調子が悪くなったり睡眠時間が短かったりすると、アトピー症状も悪くなってしまう。以降も波がありながらも、概ね状態を保ちながら徐々に改善傾向との自覚ありで治療を継続した。ステロイドの頓服服用もしなくても大丈夫にもなった。アトピー症状はまだ残っていたが、27回目の予約をキャンセルされ終了。治療期間約6ヵ月。
まとめ
アトピー性皮膚炎(かゆみ・かさつき)に対する治療です。この患者さんのように、治療開始時は症状の改善が大きく出ても、多忙などを理由に治療に来る頻度が減ってしまうと症状改善の度合いが小さくなって(もしくは改善しなくなって)しまうことは多いです。治療効果がなかなか実感できないと患者さんの通院に対する意欲が低下してしまい、さらに治療間隔が空いてしまうという悪循環になってしまうケースも少なくなく、やはり効果を出すためには治療間隔が重要なのだと感じます。私側の問題としては、1回の治療で症状を改善させられる度合いをもっと高めていかなければならないと常々思っています。以前のように症状ゼロの日々を過ごされていることを願っていますが、何かあればまたお気軽にご連絡ください。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、抗生物質の服用をくり返している
- 内蔵機能・免疫
- 40代
- 女性
- M・G
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)以外の症状
首・肩こり、花粉症、便秘
来院されるまでの経過
6年前に交通事故に遭い、上顎部を打ち前歯が折れるなどした。以降、副鼻腔炎になり、2ヵ月毎くらいで症状が悪化して抗生物質を服用することを何度もくり返している。最近は反対側も悪くなってきており心配。
治療内容と症状の変化
週2回。4回目時点で鼻の通りがよくなり鼻水を出しやすくなるなど、状態の改善を実感できている。17回目では慢性副鼻腔炎(蓄膿症)はほとんど気にならなくなっている。以降、鼻の状態を保ちつつ、鼻に関わりのあるその他の症状(ドライアイや頭痛など)の治療もしてその度に1~2回で改善させられていたが、親の介護のため、本人希望にて終了。治療回数29回、施術期間約4ヵ月。
まとめ
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に対する治療です。症状をどの程度まで改善させたいか(ゴール設定)は患者さん毎によって違いますが、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)で線を引くのであれば、薬(特に抗生物質)を使わずに過ごせるか否かだと考えます。この患者さんの場合も、抗生物質を使わざるを得ない状態でしたが、薬に頼ることなく毎日を過ごすことができるようになるまで慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を改善させることができました。親の介護をするにも、まずは自分の健康がなければ何もできません。セルフケアにて良い女王鯛を保ってくれることを願います。また何かあればいつでもご相談ください。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(顔やのどの痛み)
- 内蔵機能・免疫
- 50代
- 男性
- H・H
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
帯状疱疹後神経痛(顔やのどの痛み)
帯状疱疹後神経痛(顔やのどの痛み)以外の症状
便秘・首肩こり・コレステロール値が高い
来院されるまでの経過
約1ヵ月前に帯状疱疹を発症した。2週間前にペインクリニックで星状神経節ブロックを受けたが症状は改善しなかった。一昨日には仕事に復帰したが痛みのために早退した。これでは駄目だと思い、当院に来院した。
治療内容と症状の変化
隔日→週1回。初回の治療で神経痛は3割減。痛いながらも仕事に行くことができた。その後も治療を重ねるにしたがって症状は徐々に軽減した。最終回時には6割がた改善した。治療回数6回、治療期間約3週間。
まとめ
帯状疱疹後神経痛(顔やのどの痛み)に対する治療です。ペインクリニックで星状神経節ブロックを受けても改善しなかった痛みを、1回の治療で3割減らすことができました。
私は、全てにおいてコストパフォーマンス(費用対効果)には一定の重要さがあると考えています。この患者さんも当院の治療でまだまだ改善の余地はありましたが、帯状疱疹後神経痛のつらさが半分以下になったことで、当院への通院をやめてしまいました。治療する側から思うのは「もっと来てくれればしっかり治すことができたのに」なのですが、この方のコストパフォーマンス(費用対効果)に見合う効果を提供できなかったことが原因なので、私が精進せねばなりません。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
陰茎の皮膚から浸出液が出る
- 内蔵機能・免疫
- 30代
- 男性
- Y・N
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
陰茎の皮膚から浸出液が出る
陰茎の皮膚から浸出液が出る以外の症状
アトピー性皮膚炎、不眠(中途覚醒)
来院されるまでの経過
小児の頃からアトピー性皮膚炎でステロイドを塗布していた。7年前に脱ステロイドをした。その際、全身から浸出液が出た。5年前、陰茎の皮膚からの浸出液だけが残った。3年前からその頻度が増えて悪化している。泌尿器科や皮膚科では(浸出液も)アトピーだと診断されステロイドを処方された。ステロイドを塗布すると一時的に浸出液は軽減するが、使いたくないし本当の解決にはならないと知っている(ので現在は使っていない)。指にも同じ症状が出ることがある。それとは関係なく、夜中に2~3回起きてしまう。
治療内容と症状の変化
週2回。3回目時点で、何年かぶりに1日だけ浸出液の出ない日があったとのことで、鍼治療と当院の治療方針に期待を持っていただくことができた。7回目には症状に波があるように改善している。13回目には、少しずつ良くなっている実感があるとの感想。基本的によく眠れているとのこと(中途覚醒はほぼ消失)。19回目には、来院当初の症状の強さを10とすると3くらいにまで軽減しているとのこと。ここまで治療期間約2ヵ月。31回目には同じく1か2にまで改善している。34回目辺りでは、当初にはその連動が分からなかったが、飲酒にてアトピーが悪化して同時に浸出液も悪化したとのこと。治療回数44回で次回の予約を取らず終了。治療期間約4ヵ月3週間。
まとめ
陰茎の皮膚から浸出液が出るに対する治療です。最初の問診にて、アトピー症状からくる浸出液だと考え、概ねアトピー性皮膚炎を改善させるための治療をしました。数回の治療で陰茎の浸出液も軽減させることができたので、治療の方向性が間違っていないことを確信することができました。治療を継続することで効果の蓄積ができ、症状を8割がた改善させることができました。生活習慣の乱れからくる悪化もあり最後のあと少しがなかなか進まず、しっかり完治させるに至る前に終了となってしまいました。症状に変化が出続けないと、患者側からすると治療に対する意欲が下がってしまうのは仕方のないことだと思います。治療者としては残念な気持ちもありますが、最低限の責任は果たせたと思っています。また何かあればお気軽にご相談ください。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(右わき後面の痛み、8ヵ月前から)
- 内蔵機能・免疫
- 70代
- 女性
- S・I
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
帯状疱疹後神経痛(右わき後面の痛み、8ヵ月前から)
帯状疱疹後神経痛(右わき後面の痛み、8ヵ月前から)以外の症状
精神安定剤服用中
来院されるまでの経過
8ヵ月前に帯状疱疹を発症し、その後、帯状疱疹後神経痛が残った。ペインクリニックで数十万円をかけて手術を受けたが全く改善なし。同じペインクリニックで精神安定剤を処方され2ヵ月前から服用中、それでも痛みに変化はない。日差なく、常に痛む。心配性な性格。
治療内容と症状の変化
週2回。4回目時点で、鍼治療中は痛みが軽減するとの実感あり。以後、治療中は楽になるのは続く。7回目時点では、治療後は楽になる、痛みが出でも強い痛みではなくなっていると、明確に症状の改善を実感できた。大腸検査を受ける予約を入れており、検査結果で何があるかわからないからとの理由で9回目の予約を取らずに終了。治療回数8回、治療期間約3週間。
まとめ
帯状疱疹後神経痛(右わき後面の痛み、8ヵ月前から)に対する治療です。8ヵ月前から続き、ペインクリニックで数十万円を支払って手術を受けたにもかかわらず全く変化がなく、常に痛みがあるという帯状疱疹後神経痛を、4回の鍼治療で軽減の変化を起こし、7回目には明確な痛みの軽減の継続を実感していただくことができました。ここまで当院の治療費用は4万円弱です。それでも当院での治療を終了するということは、その人の中で当院の治療の価値はその程度だったとのことです。治療を継続することで更なる改善も望めましたが、仕方ありません。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
アトピー性皮膚炎(5年前に再発)
- 内蔵機能・免疫
- 30代
- 男性
- H・O
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎(5年前に再発)
アトピー性皮膚炎以外の症状
特になし
来院されるまでの経過
小児時よりアトピーがあった。しばらく消えていたが5年前に再発。当初は手のみだったが現在は首周りも。ステロイドはここ2年ほど使用していない。精神的なストレス・乾燥・汗・洗剤などでかゆみが強くなる。
治療内容と症状の変化
週2回→週1回。3回目時にはかゆみの範囲が狭くなり、夜に良く眠れるようになったとのこと。以後、徐々に改善傾向。治療開始約2ヵ月後、11回で本人希望により終了とした。
まとめ
アトピー性皮膚炎に対する治療です。アトピー性皮膚炎に関しては先天的な問題が関わるので、全ての人が症状ゼロになるわけではありません。しかしこの方のように、一時的に治まっていたものが再発したのであれば、その再発の原因は後天的なものだと考えられるので、そこは改善させることができる範囲内です。
また、症状ゼロが難しくても、精神的ストレスによってアトピーが悪化する方は多いです。したがって、全てのアトピー症状に対して、鍼治療で少なからず改善させることができると思っています。もちろん、良い状態を継続させるためにも、生活習慣や食事内容の見直しも必要です。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(約2ヵ月前から)
- 内蔵機能・免疫
- 70代
- 男性
- K・W
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
帯状疱疹後神経痛(約2ヵ月前から)
帯状疱疹後神経痛(約2ヵ月前から)以外の症状
高血圧にて降圧剤を服用中
来院されるまでの経過
約2ヵ月前に帯状疱疹を発症した。その後、神経痛が残った。ペインクリニックにてブロック注射を受けるも、神経痛で夜中に1~2回起きてしまう。温めると楽になる。ペインクリニック以上の効果を求めて来院した。
治療内容と症状の変化
週1回。4回目時点で、だいぶ楽になっているとのこと。8回目の予約を前日にキャンセルされ、治療回数7回で終了。治療期間約1ヵ月。
まとめ
帯状疱疹後神経痛(約2ヵ月前から)の治療です。患者さまは70代。ペインクリニックのブロック注射を受けても夜中に起きてしまうほどの痛みを、改善させることができました。治療を継続することができればさらなる改善も望めましたが、遠方からお一人でのご来院だったので通院の負担もあったのかもしれません。症状軽減の山場を越えたところでコスパに見合わなくなったのかもしれません。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
アトピー性皮膚炎(肌が乾燥する)
- 内蔵機能・免疫
- 20代
- 男性
- R・Y
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎(肌が乾燥する)
アトピー性皮膚炎(肌が乾燥する)以外の症状
足の冷え
来院されるまでの経過
もともと乾燥肌だった。風邪をひいて体調を崩したことが原因で?4ヵ月くらい前にアトピー性皮膚炎を発症した。皮膚科で処方されたステロイド塗布により緩解するも薬をやめると増悪するをくり返す。肉体的疲労や精神的ストレスにて悪化する。
治療内容と症状の変化
週2回。初回に食事指導をしたことにより食事内容を変えることができ、治療開始初期段階から症状の軽減を実感することができた。5回目時点でアトピー性皮膚炎症状は消失して4ヵ月前の乾燥肌の状態にまで戻ったと自覚。9回目時点で「よい状態を保てている」とのことで、本人希望にて終了。治療期間約1ヵ月2週間。
まとめ
アトピー性皮膚炎(肌が乾燥する)の治療です。もともと乾燥肌ではありましたが、風邪をひいたことをきっかけにアトピー性皮膚炎になってしまいました。皮膚科の病院へ行けば当然処方されるのはステロイド薬。効果はありますが、やめればすぐに元に戻ってしまいます。この時点で薬以外の鍼治療に治療の可能性を求めたことが今回の症例の分岐点でしょう。ステロイド薬でごまかし続けていたらどうなっていたかは、想像するに難くありません。結果、乾燥肌自体を改善させるまでには至りませんでしたが、数ヵ月前からの問題であったアトピー性皮膚炎は改善し、元の状態を取り戻すことができました。発症要因が曖昧なので不安は残りますが、アトピー性皮膚炎を再発しないように気をつけていただきたいです。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(1週間前から)
- 内蔵機能・免疫
- 40代
- 女性
- J・M
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
帯状疱疹後神経痛(1週間前から)
帯状疱疹後神経痛(1週間前から)以外の症状
自律神経諸症状・アトピー性皮膚炎
来院されるまでの経過
5年前と2年前に帯状疱疹を患った。それらの際は薬で治った。1ヵ月前に帯状疱疹を発症した。1週間前から帯状疱疹後神経痛を発症した。薬で治らず、来院。
治療内容と症状の変化
週3回。初回の治療で神経痛が少し軽減した。4回目時点で強い痛みはなくなり、服がすれると痛む程度。7回目時点で、帯状疱疹後神経痛は小康状態なので、自律神経諸症状への治療を加えてほしいとのことだった。治療回数8回、治療期間約3週間で終了。
まとめ
帯状疱疹後神経痛(1週間前から)の治療です。結果的には、1週間前から痛みだした帯状疱疹後神経痛が、7回約2週間の治療で小康状態にまで回復しました。自律神経的な症状も複数ありましたが、それらへの治療はこれからというところで、来院されなくなりました。帯状疱疹後神経痛についてはそれなりの治療効果を出せたと思っています。ただ、帯状疱疹をくり返し発症しているようなので、生活習慣に気をつけるなどしなければ、(加齢によって免疫力が低下するので)今後もまた再発する可能性が高いでしょう。お気を付けください。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
後鼻漏(こうびろう、3年前から)
- 内蔵機能・免疫
- 20代
- 男性
- K・Y
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
後鼻漏
後鼻漏(3年前から)以外の症状
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
来院されるまでの経過
3年前から後鼻漏があり、慢性副鼻腔炎の薬を服用している。のどが気持ち悪い。
治療内容と症状の変化
週2~1回。6回目時点で鼻をかみやすくなっているとの自覚あり。16回目で自覚症状として「良い」とのこと(後鼻漏(鼻水がのどに落ちる)の回数は減っている)。以後、状態に波がありながらも基本的に良い状態を保ち、より良い状態を目指した。治療回数25回、治療期間約5ヵ月にて終了。
まとめ
後鼻漏および慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療です。お仕事柄、首や肩がこりやすく、それは後鼻漏の治療においても悪影響と言わざるをえません。首や肩の筋肉の緊張を緩めて鼻への血流を良くすることが、後鼻漏および慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の改善につながると考えます。ストレッチなどを継続していただき、良い状態を保ってほしいです。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(1ヵ月前から、ボルタレン服用中)
- 内蔵機能・免疫
- 50代
- 男性
- H・K
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
帯状疱疹後神経痛
その他の症状
不眠傾向
来院されるまでの経過
約1ヵ月前、帯状疱疹を発症。顔面部。耳鼻科にて診察を受け加療するも、ピリピリ感とかゆみが残っている。そのせいで、長時間連続して眠れない(1~2時間ごとに起きてしまう)。ボルタレンを服用中。
治療内容と症状の変化
なるべく詰めて治療、治療開始時は週3回。終了前は月2回。4回目時には、夜に起きる回数が減った。10回目時には夜に起きる回数がゼロになった。ピリピリ感は若干残っているが薬の服用量を減らせている。16回目時には薬ゼロで日常生活に問題なし。治療開始約4ヵ月、22回にて終了。症状としては、時々少しかゆみを感じる程度。
まとめ
帯状疱疹後神経痛の治療です。ピリピリ痛む感じやかゆみが消えずお困りでした。耳鼻科やペインクリニックで処方される薬を飲んでいても、睡眠に悪影響を与えてしまうくらいでした。帯状疱疹および状疱疹後神経痛はもともと免疫力の低下が原因で発症すると考えられているので、睡眠の状態が悪ければ治るものも治りません。悪循環です。「今」のつらさをできるだけ早く軽減させるために、施術間隔は短くするようにお願いしました。徐々に症状は軽減し、睡眠の状態が改善されることで回復への好循環が生まれます。よい状態を保ちながら、少しずつ薬を減らしました。最終的には症状ゼロにはできませんでしたが、ほとんどきにならない程度にまで軽減・改善しました。転勤するとのことでしたので、新天地でも健康に気をつけて過ごしていただきたいです。
(同じ症状であっても状態は患者さんごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
アトピー性皮膚炎、声が出にくい
- 内蔵機能・免疫
- 40代
- 男性
- Y・M
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎以外の症状
声が出にくい
来院されるまでの経過
小児の頃からアトピー性皮膚炎(特に顔)がある。毎日保湿剤を塗布しているが、ステロイドは頓服的に使うのみ。冬に乾燥してかゆくなる。精神的なストレスでかゆみが悪化する。便秘傾向。首肩こりの自覚なし。睡眠もあまりよくない。2~3年前から大きい声が出にくい。
治療内容と症状の変化
週2回→週1回。5回目で「少し良い」と自覚あり。12回目で明らかに状態が改善していると自覚。声も出しやすくなっている。ここまで治療期間は約1ヵ月。21回目でも、徐々に改善を実感している。以降も、状態に波がありながらも、少しづつ改善を積み重ねていくことができた。本人的には「調子よい」とのことだったが、まだ顔に赤みや乾燥によるかゆみが残ったままであるが改善が上げ止まっていたこともあり、本人希望にて終了。治療回数86回治療期間約1年。
まとめ
アトピー性皮膚炎の治療です。アトピー性皮膚炎の治療の多くの場合、ステロイドの塗布使用期間が長いと皮膚の黒みは治療期間内に改善することはありません。あくまでも「かゆみ」が減るように、それによってステロイドの使用回数が減り、薬の強さが弱くなるようにしていきます。治療期間が年単位になることも珍しくありません。当然ながら生活習慣や食事内容を見直す必要があります。ある程度の期間通院していただければ、それなりの治療結果が出せています。明確にお伝えできることは、ステロイドや漢方薬などの薬以外でも改善の方法はある、ということです。決して楽な道ではないですが、鍼治療でもって頑張る気持ちを応援しています。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
アトピー性皮膚炎(大学時代に悪化)
- 内蔵機能・免疫
- 20代
- 女性
- M・Y
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎(大学時代に悪化)
アトピー性皮膚炎(大学時代に悪化)以外の症状
生理痛
来院されるまでの経過
小児時からアトピー性皮膚炎だったが、中学時には消失。大学時代に悪化した。現在は社会人2年目。内服薬のみでステロイドは使っていない。酒、風呂、便秘でアトピー症状は悪化する。手・足・腹が冷える。不眠傾向(毎日夢を見る)。生理痛強い。
治療内容と症状の変化
5回目時点で、明確な症状軽減を自覚。6回目の予約に来院せずに終了。治療期間約3週間。
まとめ
アトピー性皮膚炎の治療です。アトピー性皮膚炎の治療では、アトピー性皮膚炎以外の症状を軽減させることが大切です。冷え、不眠、生理痛などはまさにその最もたるもので、それらの改善がアトピー性皮膚炎の改善につながります。当然、生活習慣や食事内容の見直しも必須です。
いろいろ理由はあると思いますが、予約を取ったのに何の連絡もせず来院しないのは、人間同士の信頼関係においては問題を生じます。これは臨床経験からですが、アトピー性皮膚炎の方は自分勝手な方が多いように感じます。長年の病歴で、心が病んでしまう方が多いのでしょうね。病気を治すより先に社会人としての常識を身につけることをおすすめします。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(8ヵ月前から)
- 内蔵機能・免疫
- 40代
- 女性
- N・N
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状■
帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹後神経痛の症状
精神安定薬(デパス)服用中
来院されるまでの経過
8ヵ月前に帯状疱疹を発症し、その後に帯状疱疹後神経痛を発症した。夕方から夜中に痛む(痛みのない日もある)。皮膚科に行くも薬が効かず、当院に来院した。
治療内容と症状の変化
4回目の施術時点で、なんとなく良い感じ、とのこと。6回目時点で痛みの程度は軽減している、とのこと。その1週間後の予約を電話にてキャンセル時に「もう痛まないから」とのこと。施術期間2週間6回にて終了。
まとめ
発症して8ヵ月過ぎた帯状疱疹後神経痛の治療。もともと痛みの程度はそれほど強くありませんでしたが、それでも「痛み」は嫌で治せるのであれば治したいと思うのが普通です。薬も効かず発症してから経過も短くはなかったですが、6回の治療にて消失させることができました。果たして本当に痛みが消失したのかは、私には分かりません。鍼治療としては、客観的な評価も大切ですがそれよりも患者さんの主観的な評価を大切にしたいと考えています。これは「病院では異常がない(客観的な評価では問題はない)とされても症状があって困っている」患者さまが多く来院されるからです。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
アトピー性皮膚炎(緩解増悪をくり返している)
- 内蔵機能・免疫
- 60代
- 女性
- M・S
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎以外の症状
夜間尿
来院されるまでの経過
20代のころ膵臓炎をした後にアトピー性皮膚炎を発症した。仕事を辞めステロイドを服用し消失した。2年前胃痛後にアトピー性皮膚炎が再発。仕事量を減らしステロイドを服用し消失。約1ヵ月前に再発。諸々精神的ストレスや疲労の蓄積を感じていた。今回はステロイドを使いたくなく漢方を服用中。特に首周りがかゆく、夜に起きてしまう。
治療内容と症状の変化
週2回。約1ヵ月後の7回目時には症状の改善を自覚。9回目時には首周りがかゆくて夜に起きることはゼロになった(夜間尿で1回起きる)。漢方の服用を医師と相談の上やめた。約2ヵ月後14回目で、かゆみは残るが生活するうえで問題がなくなったことを理由に本人希望にて終了。睡眠の質も上がったようで、喜んでいただけた。
まとめ
アトピー性皮膚炎の治療です。治療のゴールは人それぞれで、患者さま自身が設定します。治療者としてはやはり症状ゼロを目指しますが「患者さま自身が(今とこれから)困っていなければ症状があっても構わない」と思っています。しかし、もし本人が希望するのであればそれが不可能でない限り全力で応えます。
じゅうぶん合格点の治療効果だったと思います。気持ちのおおらかな方だったので、それも良い方向に影響したのでしょう。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
慢性副鼻腔炎(鼻づまり・痛み、抗生剤服用中)
- 内蔵機能・免疫
- 40代
- 女性
- R・T
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
慢性副鼻腔炎(鼻づまり・痛み)
慢性副鼻腔炎(鼻づまり・痛み)以外の症状
特になし
来院されるまでの経過
昔から緩解と増悪をくり返している。今回は約2ヵ月前から悪化。痛みが出るようになってしまい、耳鼻咽喉科で処方された抗生剤を服用している。
治療内容と症状の変化
週2回。2回目以降少しずつ痛みが軽減し続け、それに応じて抗生剤の服用量も減っていった。7回目時には抗生剤の服用をやめても問題なし。9回目には鼻づまりなどもなく、良い状態だと自覚あり。以降、週に1回、2週間に1回と徐々に施術間隔を空けていった。気になる日とスッキリの日があったが、時々気になる日がある程度にまで改善した。当院での治療開始から約1年、27回の施術にて終了。
まとめ
症状が悪化してしまうと鼻の奥に痛みを感じてしまうほどの慢性副鼻腔炎。悪くなるたびに抗生剤を使いその場を治めることを昔から繰り返してきました。鍼治療によって炎症を軽減させて鼻の通りを良くし、鼻水を出すことをくり返すことで慢性的な症状でも改善させることができます。体質が完全に変わるわけではないので、二度とならないわけではありません。原因を知り、再発を防ぎ、セルフケアの方法を知ることで、問題のない範囲を自分で保てるようにすることが大切です。そうできていることを願っています。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
- 内蔵機能・免疫
- 30代
- 女性
- Y・S
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状
首こり・肩こり
来院されるまでの経過
風邪をひくと、特に鼻の調子が悪くなる。首を緩めると鼻の状態も良くなる。
治療内容と症状の変化
初回の治療にて首・肩こりが軽減し、鼻水(黄緑色)が出やすくなった。2回目、3回目の感想も同様。治療開始後約1ヵ月。4回目の予約をキャンセルし、以後来院なし。
まとめ
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療です。首の筋肉の緊張を緩めるなり直接鼻周囲を刺激するなどして鼻への血流を増せば、鼻水が出やすくなります。慢性副鼻腔炎の治療の実際としては、まずはこれを継続して、しっかり鼻水を出します。同時に、鍼治療による消炎効果にて副鼻腔の炎症を軽減させることによって、元の状態の改善を計ります。継続的な治療によって効果が蓄積していけば、慢性の副鼻腔炎であっても徐々に鼻づまりなどの症状は軽減していきます。この患者さまの場合、もう少し施術間隔を短くすることでより高い効果を実感することができ、治療へのモチベーションも保てたのではないかと考えられます。
ステロイドで炎症を軽減させることで即時的な効果を望むことはできますが、ステロイドには比較的強い副作用もあるので特に子どもにはあまり使わせたくないですね。鼻呼吸ができず口呼吸になってしまうと、さまざまな健康的な問題の原因になります。副鼻腔炎や鼻づまりが気になる方は、鍼治療を受けることも改善への有効な選択肢になるでしょう。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
慢性副鼻腔炎(鼻づまり)
- 内蔵機能・免疫
- 10代
- 女性
- K・T
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
慢性副鼻腔炎(鼻づまり)
慢性副鼻腔炎(鼻づまり)以外の症状
首・肩こり
来院されるまでの経過
6年程前から鼻水が多かった。3年ほど前から鼻づまりが多くなり、現在は常に鼻が詰まっている。基本的に口呼吸。入浴中は少し楽になる。
治療内容と症状の変化
2回目以降、治療当日は症状が改善し鼻が通った。5回目の予約を当日キャンセルで終了。
まとめ
週に2回の治療をお願いしたが、多忙のため週に1回に。治療当日は鼻の通りが明確に良くなった実感は持ってもらえたが、継続はせず。首・肩の筋肉の緩みは継続していたが、治療に対するモチベーションが保てなかったのだろう、当日キャンセルにて終了した。鼻づまり(慢性副鼻腔炎)に関しては、痛みがあり抗生剤を使わざるを得ない状態からであっても、継続的な鍼灸治療によって改善できる。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(顔面部)
- 内蔵機能・免疫
- 40代
- 女性
- M・K
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状
帯状疱疹後神経痛(顔面部)
帯状疱疹後神経痛(顔面部)以外の症状
同部位に感覚鈍麻
来院されるまでの経過
約1ヵ月前から上唇・鼻腔・上顎部(口内)の感覚鈍麻、ほほに紙などが触れるとピリピリ痛む。脳神経外科で検査を受けるも問題なしとされ、帯状疱疹後神経痛と診断された。
治療内容と症状の変化
なるべく詰めて治療。初回、2回目、3回目の治療では症状の明確な軽減を実感できたとのこと。しかし以降は大きな改善を実感できず。(患者さま的に)原因が不明で不安、とのこともあり、治療開始約2週間7回の施術にて終了。
まとめ
感覚鈍麻を伴う無疱疹帯状疱疹後の神経痛だと考えられます。初回から数回連続して、ある程度の症状軽減を実感していただくことができましたが、その後の改善の程度やペースが患者さまの望むものと違っていたようで、治療を継続することができませんでした。帯状疱疹後神経痛であれば、免疫が関わってくるので、睡眠や食事などの生活習慣が影響してきます。その点を含め、治療のアプローチを変えることで更なる改善を目指せたかもしれません。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
むくみ(浮腫み)、生活の質(クオリティオブライフ:QOL)の向上
- 内蔵機能・免疫
- 80代
- 男性
- T・K
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状■
むくみ
むくみ以外の症状
食欲不振・目のかすみ・夜間尿・中途覚醒・高血圧・リウマチ、など
来院されるまでの経過
半年前から、両下腿にむくみあり。3・4ヵ月前から悪化。靴を履きにくい。むくみの改善以外にも、「最後まで自分のことは自分でできるように」を目標に、諸々の症状の改善させることにより生活の質(クオリティオブライフ:QOL)の向上を目指した。
治療内容と症状の変化
週2回。5回目の施術時には手のむくみの軽減を自覚できた。8回目の施術時には足のむくみが軽減して靴の履きにくさがなくなった。蛋白質不足が手足のむくみの原因と考えられたので食事の指導をした。その際に、(10年以上前に胃を全摘出しており)空腹感がないとのことで、消化器の調子がよくなる治療も加えた。治療後しばらくの期間は、目のかすみも軽減した。年齢と筋力不足から一般的な運動はできなかったが(基本的に外出時は杖歩行)、リハビリ目的としての運動を指導した。下肢の踏ん張りが利くようになり、支えなしで立ち上がれるようになった(院内では杖なしで歩行)。治療開始約2ヵ月19回にて、むくみなしの状態が継続したのでいったん終了となった。その後も定期的にご来院いただいた。
まとめ
とても知的な方で、私の知らないことをたくさん教えてくれました。ご逝去される前々日に関係者の方の結婚式に参加されたとのことで、まさにピンピンコロリ、「最後まで自分のことは自分でしたい」との気持ちを全うされました。急なことで、残されたご家族にとっては驚きや悲しみも大きかったと思いますが、ご本人にとっては目標の一つを達成できた最期であったのではないかと感じています。ご冥福をお祈りします。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
アトピー性皮膚炎、頭痛
- 内蔵機能・免疫
- 30代
- 女性
- Y・K
当院での治療を目的とした主な症状
アトピー性皮膚炎、頭痛
アトピー性皮膚炎、頭痛以外の症状■
不眠症(入眠困難・中途覚醒)・便秘
来院されるまでの経過
小児時からアトピー性皮膚炎あり。頓服的にステロイド塗布している。すぎアレルギーで悪化する。昔から片頭痛あり。最近悪化傾向。脳外科で検査を受けたが問題なしとされた。生理前に頭痛が多い。頓服的に痛み止めを服用する。眠りが悪く睡眠薬を服用している。
治療内容と症状の変化
週1回(本人希望)。頭痛の軽減は初回の治療で実感。治療の目標のメインをアトピーの軽減にする。約2ヵ月12回で本人希望にて終了。治療結果として、アトピーは頓服のステロイドの使用がゼロになった。頭痛はほとんど出ておらず出ても痛み止めの服用なし。入眠困難は残った。
まとめ
睡眠・頭痛・アトピー・便秘、西洋医学的には科目が違いそれぞれ完全に別のものとして治療(薬が処方)されますが、当然ながらそれぞれが大いに関わり合っています。例えば「睡眠不足や便秘だとアトピーが悪化する」と、多くのアトピー患者は言います。当院の鍼治療としては、まず何を良くしたいかを患者さまに確認したうえで、それを軸として症状の改善を目指し、さらなる改善と再発予防を踏まえて関りの大きな症状から優先して改善させていきます。やはり不眠症の改善には週2回以上の施術をするべきだと感じました。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
帯状疱疹後神経痛(鎮痛薬を服用中)
- 内蔵機能・免疫
- 50代
- 女性
- M・K
なかやま鍼灸院での治療を目的とした主な症状■
帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹後神経痛以外の症状
不眠症(中途覚醒2回)
来院されるまでの経過
約2ヵ月前に帯状疱疹を発症。抗ウイルス薬を服用。同時期に痔の手術。疱疹が治まっても痛みが消えず、ペインクリニックにて痛み止めの注射を受けるが、触れると痛みが出る。鎮痛剤を服用中。
治療内容と症状の変化
週2回。4回時には痛みの軽減を実感。薬の服用を中止。その後も徐々に痛みの程度が軽減していくことを実感。治療開始後約1ヵ月、9回にて本人希望にて終了。来院当初の痛みが10とすると0~2までに軽減した。
まとめ
まだ症状が残っていたが住所が遠方のため、終了となった。治療を継続していれば、痛みゼロの継続もできていたと考えられる。帯状疱疹および帯状疱疹後神経痛は免疫力の低下が原因で起こるとされている。であれば、じゅうぶんな睡眠をとることが何にもまして必要だ。中途覚醒をなくすことが、差し当たりの予防になるであろう。再発を予防してくれていることを願っている。
(同じ症状であっても状態は患者さまごとに違います。万人に同じ効果を保証するものではありませんので、ご理解下さい)
適応症状一覧
- アトピー性皮膚炎の鍼灸治療
- アルコール性肝疾患の鍼灸治療
- うつ症状(鬱病)の鍼灸治療
- 円形脱毛症の鍼灸治療
- 潰瘍性大腸炎(UC)の鍼灸治療
- 過活動膀胱(間質性膀胱炎)の
鍼灸治療 - 顎関節症・はぎしりの鍼灸治療
- 肩関節周囲炎
(四十肩・五十肩)の鍼灸治療 - 肩こり・首こりの鍼灸治療
- 過敏性腸症候群(IBS)
:便秘・下痢・ガス型の鍼灸治療 - 花粉症の鍼灸治療
- 眼精疲労(目の疲れ、ドライアイ)
の鍼灸治療 - 顔面けいれんの鍼灸治療
- ぎっくり腰(急性腰痛)・
ぎっくり背中・ぎっくり首(寝違い)の鍼灸治療 - 逆流性食道炎(胃食道逆流症)の
鍼灸治療 - 外科手術後の炎症
(特に腫脹:腫れ)の鍼灸治療 - 下痢(軟便)の鍼灸治療
- 減量・ダイエット指導の鍼灸治療
- 更年期障害の鍼灸治療
- 股関節痛(変形性股関節症など)の
鍼灸治療 - ゴルフを楽しむための
鍼灸治療の鍼灸治療 - 逆子(骨盤位)の鍼灸治療
- 坐骨神経痛の鍼灸治療
- 耳管開放症・耳管狭窄症の
鍼灸治療 - 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)の
鍼灸治療 - 自律神経の不調
(自律神経失調症)の鍼灸治療 - 心身症の鍼灸治療
- シンスプリントの鍼灸治療
- 陣痛促進・安産の鍼灸治療
- 睡眠時無呼吸症候群(閉塞性)の
鍼灸治療 - 頭痛の鍼灸治療
- スポーツ障害の鍼灸治療
- 生理痛の鍼灸治療
- 足底筋膜炎
(足の裏、踵の痛み)の鍼灸治療 - 帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛の
鍼灸治療 - 男性不妊の鍼灸治療
- 痔(ぢ)の鍼灸治療
- 椎間板ヘルニア(頚椎・腰椎)の
鍼灸治療 - 糖尿病の鍼灸治療
- 突発性難聴(聴力低下・耳鳴り・
耳閉感・めまい、など)の鍼灸治療 - 寝たきり・歩行困難・
訪問施術の鍼灸治療 - 肉離れの鍼灸治療
- 冷え性の鍼灸治療
- 膝痛(変形性膝関節症など)の
鍼灸治療 - 美容鍼灸(美顔鍼)の鍼灸治療
- 疲労回復・ストレス解消・
健康増進の鍼灸治療 - 不育症・流産の鍼灸治療
- 不妊症(不妊治療)の鍼灸治療
- 不妊治療を受けられる方への
鍼灸治療 - 不眠症(睡眠障害)の鍼灸治療
- ベル麻痺(顔面神経麻痺)の
鍼灸治療 - 便秘(慢性便秘)の鍼灸治療
- 勃起不全(ED)の鍼灸治療
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の鍼灸治療
- むくみ(浮腫み)の鍼灸治療
- むちうち(交通事故治療)の
鍼灸治療 - メニエール病の鍼灸治療
- めまい・ふらつきの鍼灸治療
- 免疫力を高める治療の鍼灸治療
- 夜尿症(子供のおねしょ)の
鍼灸治療 - 夜泣き・疳虫(かんむし)の
鍼灸治療 - 腰痛症の鍼灸治療
- (腰部)脊柱管狭窄症の鍼灸治療
- ランナーのための鍼灸治療
- 緑内障の鍼灸治療