名古屋で生理痛の鍼灸治療 なかやま鍼灸院

生理痛の症状

生理痛とは月経時に起こる痛み症状で、その程度は人によって大きく異なります。人によっては頭痛・腹痛・腰痛・下痢などの体調不良が起こり、強い痛みにより日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。生理前や生理中には他にも、イライラ・むくみ・憂鬱感などの不定愁訴（「ひとつひとつは病気と言わないまでも、さまざまな辛い症状））が出てしまうこともあり、毎月訪れる生理を負担に感じてしまう女性も多くいらっしゃいます。
（個人差はありますが生理周期はおおむね２８日であり、それより極端に長い・短い・一定でないことが続くのであれば生理不順とされます。低用量ピルの服用で周期は安定しますが副作用のことも考えると、鍼灸治療などで自律神経の働きを整えることによりホルモン分泌を安定させたほうが、より健康的な解決になると思われます。）

生理痛の注意点

誰にでも体調の波はあります。それにより、ある程度は、その時により痛みの強い・弱いの変動があっても問題はありません。しかし、生理たびに痛みが強くて毎回困ってしまうのであれば、何らかの対処をしたほうが良いでしょう。症状が強いと、ロキソニンなどの鎮痛剤を飲んでも痛みが軽くならなかったり、激痛・吐き気・めまいで救急車を呼ぶことになってしまうケースもあるからです。

生理痛の病院での治療

生理痛が強い場合には、月経困難症・子宮内膜症・月経前症候群（PMS）などの疾患が原因としてある場合も多いので、あまりにも痛みが強い場合には一度病院にて検査を受けたほうがよいでしょう。病院へ行くのであれば、婦人科もしくは産婦人科です（「不妊治療専門」を掲げている病院ではないほうが無難だと思われます）。最近は、「レディースクリニック」という名称などで、女性の身体の悩みに対して総合的な診療を行っている病院もあるようです。大きな総合病院ではなく、まずは近所の個人医院へ行ったほうがよいでしょう。しかし、病院の各種検査によって器質的な異常が見つかったとしても、「手術する程ではない」と判断されることも多くあり、痛み止めの薬を飲んで耐えているという方も多いのが現状です。
生理痛に対して処方される薬としては鎮痛剤や低用量ピルが一般的で、効果があります。しかし、痛みが強いと鎮痛剤が効かない状況にもなりますし、ピルのようなホルモン薬は副作用を避けることができません。実際に、低用量ピルの服用で血栓ができてしまうという副作用の報告もあり、継続的な服用の際には注意が必要です。また、漢方薬が処方されることが最近では増えているようですが、漢方薬も「薬」です。副作用が出てしまうの可能性はゼロではありませんので、明確な効果がなければ、服用をもう一度考えるべきでしょう。

生理痛の原因

生理痛の原因となる疾患としては主に前述のものが挙げられますが、器質的な問題のあるなしに関わらず、ホルモン分泌・精神的ストレス・下肢の冷えなどによる様々な状態が重なることにより骨盤内の血流が悪くなってしまうことで、生理痛も悪化してしまいます。

生理痛のセルフケアの方法

簡単に言ってしまえば、骨盤内の血流を良くするだけでも生理痛は軽減します。ウォーキングや腹筋などの運動、腹巻やホッカイロなどで下腹部もしくは仙骨部を温めることは、生理痛の治療でご来院される患者さま全員にお願いしています。他にも、ホルモン分泌なども関係してきますので、食事内容や生活習慣にも気をつけるに越したことはありません。なるべくリラックスすること、鉄分やタンパク質を摂取することなどが挙げられます。

生理痛の鍼灸治療

そうはいっても、なかなか自分だけでは解決できないよ、というあなたには、ぜひ鍼灸治療を受けていただきたいです。治療時の服装や施術部位に関しても、心配要りません。生理痛の治療の場合、腰・仙骨部・膝から下を基本にしているので、Tシャツとハーフパンツの服装で治療を受けることができます。
鍼灸治療は自然治癒力を増進させる治療ですので、筋緊張緩和・血流改善・自律神経の安定化・ホルモン分泌を整えるなどの効果があります。筋肉の固い人・冷えの強い人・イライラしやすい人・生理周期が乱れる人、それぞれの原因に対して適切なアプローチをすることに加え、それらの状態を総合的に改善させることにより、より効果的に生理痛を軽減させることができるのです。
使用する痛み止めの量を減らせることなどで短期的にも効果を実感していただきことができますし、定期的に治療をうけていただくことで生理周期も安定させることができます（月経不順の改善）。より健康的で快適な毎日にするために、鍼灸治療を取り入れてみてはいかがでしょうか？